湿布についてよくご質問をいただきますので、その内容を紹介させていただきます♪
湿布使用の注意点を教えて欲しい
湿布を使用するときは以下の点に注意しましょう。
- ケトプロフェンが成分の湿布は妊娠後期には使用できません。処方された湿布を安易に他人にあげないようにしましょう。
- 患部を清潔にしましょう!汗などで濡れている場合は良く拭き取ります。
- 続けて貼る場合は、はがしてから少し時間を空けて、皮膚を休ませてから貼りましょう。
- 「怪我をしたところ」「粘膜」「湿疹や発疹のあるところ」には貼らないようにしましょう。
- 「温感タイプの湿布」や「サリチル酸が成分の湿布」を触った手で、目・鼻・口などの粘膜に触らないようにしましょう。
- 「温感タイプの湿布」は入浴の30分以上前にはがすようにし、入浴後もすぐに貼らないようにしましょう。
湿布の種類について知りたい
湿布にはテープ剤とパップ剤があります。
パップ剤
- 水分を含みやや厚みがあります。
- 冷湿布はヒンヤリとした清涼感があり、また冷却効果があるので熱感のある炎症に相性がいいです。
- 「温湿布」は患部を温めて血行を良くします。
- 厚みがあるので患部の保護効果があり、貼りやすく剝がしやすいのが特徴です。
- かぶれにくいです。背中、腰など広くて動きが少ない部位によいとされています。
テープ剤
- ほとんど水を含みません。薄く比較的強い粘着性があります。
- 指や手首関節など、「動きの激しい部位」や「比較的小さく曲がった部位」に貼りやすいです。
- はがれにくいです。冷湿布と比較しても冷たくありません。
- 軽くて持ち運びやすいです。目立たず、においが強くないのも特徴です。
湿布の貼り方のポイントを教えて欲しい
- 湿布を引っ張りすぎると、皮膚に負担がかかり はがれやすくなります。中心部から両端へ貼るようにしましょう。
- パップ剤は必要に応じ、テープ等で固定して剥がれを防止しましょう。
- 腰など広い場所に2枚以上貼る場合はm少し離して隙間をあけて貼りましょう。
- 関節などの屈折部に湿布を貼る場合、数か所切込みを入れるとはがれにくくなります。
湿布のはがし方のポイントを教えて欲しい
- 皮膚を抑えて湿布をめくり、皮膚に沿って平行にゆっくりはがしましょう。
- 体毛の流れに沿ってはがしましょう。
- はがしにくいときは、水やぬるま湯で湿らせるとよいです。ぬれたタオルで抑えた後剥がすことも有効です。
- 高齢者の方は皮膚が薄いこともあるため、特に注意が必要してはがしましょう。