肌荒れを防ごう ~皮膚管理について~

紫外線がますます強くなる季節が来ました。皮膚には乾燥や紫外線といった様々な外部刺激がふりかかっていますが、そのような刺激に対して皮膚のバリア機能が働き肌を守っています。しかし、年齢が進むとともにこのバリア機能は低下してしまいます。バリア機能が低下するとさまざまな皮膚疾患が起こりやすくなってしまうため、このバリア機能の手助けをするスキンケアが大切です。

 今回は皮膚の乾燥と紫外線対策のためのスキンケアについて解説します

乾燥対策のスキンケアについて

正常な肌は表面の角質層に水分や保湿成分が多く、皮脂膜でフタをされています。バリア機能が低下すると皮脂膜の隙間から、水分が逃げてしまったり保湿成分が足りなくなったりして皮膚が乾燥し、刺激から肌を守ることができなくなってしまいます。

保湿成分や水分をとどけフタをする保湿クリーム、ローションなどでバリア機能の手助けをして乾燥を防ぎ、刺激から肌を守りましょう。

その他にも、普段何気なく入っているお風呂の入り方を工夫し(下記参照)、衣類、寝具はシルクやコットンなどの刺激の少ないものを選ぶことによっても、乾燥肌を防ぐことができます。また、キレイな肌を内側からつくるために、たんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品などに豊富やビタミンA(レバーやにんじん、ほうれん草などの緑黄色野菜などに豊富、ビタミンC(赤ピーマンやブロッコリーなどの野菜や、キウイフルーツ、いちごなどに豊富、ビタミンE(アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類などに豊富、ビオチン(卵(卵黄)やレバー、ししゃも、大豆などに豊富を含む食材を積極的に取りましょう。

睡眠不足やストレス、エアコンのあたりすぎも乾燥肌の原因の一因です。

お風呂の入り方のポイント

・お風呂はぬるま湯に短時間つかりましょう。長時間つかると肌の角質層がふやけて保湿成分が流されてしまいます。

・体を洗うときはゴシゴシこすらないようにしましょう。石鹸は泡立てて肌を優しくなでる程度にしましょう。

・シャンプーなどのすすぎ残しがないようにしましょう。

・お風呂からあがったらできるだけすぐに、保湿クリーム、ローションなどで保湿しましょう。

紫外線対策のスキンケアについて

多くの研究から、紫外線を浴びすぎると人の健康に影響があることがわかっています。皮膚では、皺、シミ、皮膚がんなどの原因といわれています。紫外線対策によってこれらを予防することができます。紫外線対策は女性の美容対策というイメージもありますが、男女を問わず紫外線対策をしましょう。

紫外線対策に日焼け止めクリームを使いましょう

日焼け止めクリームは、汗や水、皮脂、タオルやハンカチによる摩擦でその効果は少しずつ落ちていきます。紫外線防御効果をしっかり持続させる場合には、2時間おきにこまめに塗り直す必要があるといわれています。

食事に気を付けましょう!

食べ物やアロマオイルなどには紫外線の吸収を高め、紫外線に反応して接触性皮膚炎などを起こす光毒性成分を含んだものがあります。

食べ物ではレモン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイなどに含まれるソラレンという成分に光毒性があるといわれています。食後2時間ぐらいで全身に届き紫外線吸収率がピークになるといわれており、これらを食べたら食後2時間ぐらいあたりではたくさんの紫外線を浴びないようにしましょう

アロマオイルでは、ベルガモット、レモン、オレンジ類に含まれますが、抽出法や種類によって光毒性のないものもあるそうです。

紫外線は体に良い面もあります

今までのお話から紫外線というと悪いイメージになりますが、体にとってよい面もあります。

紫外線を浴びると、私たちの体内ではビタミンDが合成されます。ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を高める作用を持ち、骨や歯を作るのに必要な栄養素です。そのため、環境省でも適度に日光を浴びることを推奨しています。日光を浴びる時間については、地域や季節、時間、天候、服装、皮膚の色などによってビタミンDの合成量は左右されるため、一律に何分と表現することができないとしています。だから、紫外線を極端に避けるために外出機会を少なくしたりする人は、ビタミンDが不足する可能性があります。

健康維持のためには、適度な日光浴も必要です。

ワキ薬局で販売している保湿ケアや紫外線予防のための化粧品

ワキ薬局では、ドゥーエ化粧品シリーズを販売しています。

ドゥーエは、「健やかな毎日を過ごせるように」との願いから2000年に誕生しました。

敏感肌向けに医療機関のみで販売されていた低刺激スキンケアシリーズですが、2019年9月から薬局で販売できるようになりました。

資生堂の50年以上にわたる敏感皮膚研究で培った英知にもとづいて、設計されています。是非ご相談ください。